獄門島
横溝正史『獄門島』
「きちがいじゃが仕方ない……」でおつむの足りない美女三姉妹が殺されるということだけ知っている状態で『獄門島』を読みました。
ちなみに『八つ墓村』と『犬神家の一族』は読んだことあるのでこれがサード横溝です。犬神家は、元彼が博論で苦しんでいるときに横で映画を見ていたこともあり、よく印象に残っています。
2025年の人間が読むと「そんな理由で殺すなや……」感がすごいけど他の話も大体ロクな動機じゃないし、たぶん1950年に読んだ人間も「そんな理由で殺すなや……」って言うてそう。あと殺しを阻止してくれと頼まれているにもかかわらず金田一から阻止したいという気持ちが全く感じられなくてすごい。これじゃちまたくんも浮かばれませんよ。
全然推理小説を読まないので、推理パートのすごさについて何も書けません。でも金田一シリーズの美女の描写と田舎の陰鬱さが大好きです。
読了してからwikiを見たら「この作品のヒロイン鬼頭早苗は、金田一耕助が生涯愛した女性の1人として知られる。」ってあって、そうなんやー!?!?! 美しさについてはお志保さんのほうにネチネチネチネチ書いてたけど。
獄門島はKindleで買って放置してたのでスマホで読んだのですが、三人死んで解決パートに入る段階で下のほうに出てる「あと〇ページ」の数字がかなり少なくて、めっちゃ駆け足で解決するんだろうなと心構えはしたけどそれでも驚くほどスピード解決でした。せめて医者と村長にもなんか弁明させてあげなよ(?)
上原謙の顔が大好きなので、「愛染かつら」のくだりを読んでYouTubeで主題歌を聴いたりしました。へー医者×シングルマザーの恋愛映画、今でもよくありそうな設定……。
『死仮面』『死神の矢』『悪魔の手毬唄』も積読として家にあるので読みたいと思います。


